
2010年12月24日、3枚組ボックス「BLACK BOX」の一枚として発売された、電気式華憐音楽集団の記念すべき初のベストアルバム。バンドは2001年に"電気"・"華憐"・"Dang"を中心に結成され、当初は美少女ゲームの主題歌・BGM提供を主な活動としていたが、2004年発表の「Vampire」(PCゲーム『MinDeaD BlooD』主題歌)が大きな反響を呼び、以降ヘヴィメタル色の強い楽曲提供の機会が増えていった。本作はその結成からおよそ10年間に手掛けてきた楽曲の中から「Vampire」「夢幻の睡り」「White Wedding」「Raison d'etre」「サクラチル」など代表曲14曲を厳選収録しており、萌え声のボーカルとメタルサウンドを融合させた、後に「萌えメタル」の元祖と呼ばれることになるバンドの音楽性の原点を俯瞰できる一枚となっている。対をなす青盤が疾走感・ヘヴィネスを前面に出した選曲であるのに対し、赤盤はバンドの代名詞的な楽曲や比較的キャッチーな楽曲を中心に構成されており、初めてデンカレに触れるリスナー向けの「入り口」としての性格も併せ持つ。翌2011年1月28日には単体CDとしても発売された。以降、この「電気式音楽集」の名を冠したベストアルバムシリーズは通算III作まで続くことになり、本作はその記念すべき第1作にあたる。